Architect Blog「日々のこと」 ー 建築士のブログ ー

玄関は、ホッとする場所であってほしいと思っています。
「ただいま」と最初に気がゆるむ場所。
最初に目に映る玄関灯は、やさしい光で「おかえりなさい」を
できればドアの手前には手荷物を一旦おいて置けるベンチを
新聞や回覧板の受け取り場所も考慮して
そして玄関ドアを開けたら「おかえりなさい」が聞こえるように

玄関ドアを開けて最初に目に入る風景を大切にしたいです。
私が子どもの頃、お盆とお正月に農家をしている祖母の家に遊びに行くのが楽しみでした。
引き戸の玄関をはいるといつも季節の野の花が地味にさりげなく活けてありました。
道端に咲いている花を摘んで活けていたと思うのですが今でも思い出す好きな風景です。

玄関は、いろいろな人やものが出入りする場所なので関連するものの収納場所が必要になってきます。
靴はもちろん、傘、いろいろな鍵、印鑑、スリッパ、犬のお散歩グッズ、アウトドア用品など、、
届いた品物の置き場所や荷解きの場所、段ボールの収納場所なども意外とスペースを必要とします。
あらかじめ考えておかないと玄関にものがあふれてしまうか離れた場所にしまいこみ使い勝手に不自由します。
玄関でしていることを一つ一つ考えていきます。